今年の冬はカメムシが多発生!葉物野菜は要注意!【レタス】
去年の冬が暖冬だったこともあり、今年はカメムシの発生が多いです。
そんな中、知り合いのレタス農家さんからこんな写真と相談を頂きました。
「これ何ムシ?なんの薬撒けばいい?」
正直これ見た瞬間、「気持ち悪っ!」と思いました。
コイツらの正体と被害、対処法をお伝えします。
正体は大量発生したカメムシ
昨年の暖冬の影響で、普通なら寒さで死んでしまうはずだったカメムシが生き残りました。
そのカメムシたちが大量に子供を産み、その子供達が今年の冬を越そうとレタスに潜り込もうとしているのです!
怖っ!
一度潜り込まれてしまうと、もうどうしようもありません。
「レタスの中に虫が入ってた!」なんてクレームで時間を取られたり、商品価値を下げたくありませんよね。
なんとか入り込む前に対策しましょう!
対策その1.雑草を刈っておく
まずは圃場内と周囲の雑草を短く刈っておくことで、カメムシの住処を奪います。
草刈りが面倒なら、除草剤や抑草剤を使うのもアリです。
抑草剤:グラスショート
ポイントは草を刈るにしても抑草剤を使うにしても、早めにやること。
雑草を刈ると住処を奪われたカメムシ達が作物の方に移動します。
雑草対策はカメムシが住み着く前にやってしまいましょう。
対策その2:トドメの殺虫剤散布
冒頭の写真のように、実際に作物にカメムシが取り付いた段階ではもはや手で取るか殺虫剤を撒くしか対処のしようがありません。
殺虫剤としてオススメなのは、アルバリン(スタークル)顆粒水溶剤です。
実際にレタスでカメムシの登録はありませんが、アブラムシで登録があるので使用しても問題ありません。
2,000倍で収穫3日前までに撒きましょう。
できるだけカメムシに直接かかるように撒きましょう。
カメムシはレタスを食害するわけではなく、ただ暖かい場所を求めているだけです。
なので薬剤がかかった葉っぱを食べて死ぬ事は期待できません。
丁寧に散布し、カメムシにしっかり薬剤がかかるように注意して下さい。
まとめ
本来ならレタスでカメムシは問題にならないはずの
近年の異常気象で、本来なら付くはずのない作物に付くはずのない虫や病気が付くという話が出てきています。
普段付くはずのない虫だと、有効な農薬もなかなかありません。
このサイトでは実際に農家さんからの声を元に記事を作っていきます。
「いつもならこんな病気見ないのに…」
とか
「なんだこんな虫は?!初めて見るぞ!」
と言った質問があれば是非コメントください。
あなたがどんな虫や病気に悩まされてるかがわかれば、きっとお手伝いできると思います。